スポーツ
プロフェッショナルで
あること!
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C.R.O(Club Relations Officer)兼 地域コミュニティ本部長
内田 智也
*肩書や所属は取材時のもの
プロフェッショナルとしての覚悟
我々のミッションは、横浜FCのファンになっていただくだけでなく、「この街に横浜FCがあってよかった」と思ってもらえる街づくりです。言い換えれば、クラブが地域のなくてはならない存在になることです。そのため、「環境」や「防災」など6つの重点テーマに沿って、地域貢献活動を積極的に行い、地域課題に向き合っています。こうした地道な活動は、すぐに成果として現れるものではありません。
成果が見えにくい業務のなかで、私がモチベーションを高く保ち続けられる背景には、現役時代に三浦知良選手(以下、カズさん)から受けた強い影響があります。カズさんのサッカーに対する日々の姿勢や言葉からは、常に圧倒的な「プロフェッショナルとしての覚悟」を感じていました。
カズさんの姿勢や言葉を身近に感じられたからこそ、私は現役時代から「今日の試合が最後かもしれない。生きていくことも含め、すべては当たり前ではない」という想いを胸にピッチに立ってきました。それは形を変えた今の仕事でも全く変わりません。
目の前にいる一人一人に
誠実に向き合うこと
「目の前の一人一人へ、今自分が持てる最大限の熱量を返す」。これが私の譲れないこだわりです。私たちが続けてきた地域活動に、小学生に向けた運動プログラムやSDGsの授業があります。それをきっかけに、不登校気味だった子どもが再び学校へ通えるようになり、やがてスタジアムに姿を見せてくれたことがありました。すぐには可視化できなくても、我々が力になれることが確実にあるのだと確信した出来事でした。
しかし、日々の地域活動やイベントの企画運営など、ビジネスの現場では自分の非力さを知ることも少なくありません。だからこそ、個々の弱みを補い合える強いチームを作ることを心がけています。一人ではできないことも、チームの力を最大化させることで、地域からの信頼という確かな実を結ぶことができると思っています。
地域と共創しながら
持続可能な未来を目指す
現在、我々が特に力を入れているのが、気候変動という大きな社会課題へのアプローチです。近年、猛暑や豪雨による試合中断数は過去の約4倍に増えています。今、自然環境を守ることはサッカークラブとしても死活問題なのです。
私は「Jリーグ気候アクションアンバサダー」として、環境問題を「自分ごと」として捉えてもらえるよう、地域の子どもたちへ啓発授業を行っています。ゴミの分別など、日々できることから、一歩ずつでもアクションしていけば、確実に変える力になれる。そのことを知ってもらいたいと思っています。
私が最終的に目指すのは、横浜FCが自治体や企業、地域住民の皆さまと課題を共に解決する「共創のプラットフォーム」になること。地域課題や環境問題などの難しい局面も、地域で連携し、誠実に向き合っていく。その地道な取り組みが、子どもたちが未来に夢を持てる、豊かな街づくりにつながると信じています。