MOU締結式 ウズベキスタン共和国内閣附属移民庁長官 ベクゾド・ムサエフ(Bekhzod Musaev)氏(右)、弊社代表取締役 加藤 順(左)
株式会社ONODERA USER RUN(代表取締役社長:加藤 順、所在地:東京都千代田区、以下「OUR」)は、2025年6月11日(水)、ウズベキスタン共和国(以下「ウズベキスタン」)における無償教育の提供と日本国内への人財送り出しを目的として、同国内閣付属移民庁との連携のもとMOUを締結しましたことをお知らせいたします。
■ウズベキスタン共和国政府とのOURでの会談からMOU締結へ
ウズベキスタンは中央アジアに位置し、首都はタシケント。日本の1.2倍ほどの国土に、約3,570万人が暮らしています。特に人口に占める若年層の割合が高く、生産年齢人口(15歳~64歳)は66.4%と成長が著しい国です。日本との間では1992年に外交関係を樹立して以来、中央アジア諸国の中でも最大の援助受入国であるなど、両国の関係は良好に進展しています。
また、外務省が公表しているODA(政府開発援助)の各国の国別開発協力方針・事業展開計画によると、ウズベキスタン人材の受入れ(特定技能や技能実習)を通じた両国関係の拡大についても明記されております。2024年12月末時点での特定技能1号によるウズベキスタン人材の受入れは72名となっており、今後も両国の協力のもと、さらなる人的交流の推進が求められています。
こうした背景のもと、2025年5月27日、ウズベキスタン共和国内閣附属移民庁長官 ベクゾド・ムサエフ(Bekhzod Musaev)氏が来日され、OUR本社オフィスでの会談が実現しました。
会談では、すでに複数の国でグローバル展開しているOUR無償教育拠点(OUR BLOOMING ACADEMY)のウズベキスタン国内での開校に向けた具体的な協議をはじめ、OURの独自スキームである「OURストレートスルー(人材教育、紹介、生活支援、定着支援をワンストップで提供するスキーム)」を同国でも活用すべく、活発な意見交換がなされました。
その成果の一環として、2025年6月11日、現地にてMOU締結式が執り行われ、OURはウズベキスタン国内において特定技能に関する専門教育および日本語教育を無償で提供することを目的に、ウズベキスタン政府がタシケント市内で所有する内閣付属移民庁教育訓練施設を活用し、2025年9月を目途に「OUR BLOOMING ACADEMY」を開校予定です。今後は、日本語教育をはじめ、介護分野および外食分野における特定技能の専門教育を中心にカリキュラムを展開し、初年度は年間500名の人材育成からスタート。将来的には年間1,000名規模への拡大を見込んでいます。
<ムサエフ内閣付属移民庁長官コメント>
ウズベキスタンは、単に労働力を日本へ送り出すことを目的としているのではありません。むしろ、日本とウズベキスタンは国民性において共通点が多く、ウズベキスタンの若者たちが日本で学び、両国の架け橋として将来の発展に貢献してくれることを願っております。“千里の道も一歩から”ということわざの通り、この取り組みが着実な第一歩となることを期待しています。
■グローバル展開のOUR教育拠点(OUR BLOOMING ACADEMY)8カ国に拡大
OURでは、現在展開しているアジア5カ国(フィリピン、ミャンマー、ラオス、インドネシア、インド)に加え、今年度中に開校を予定しているバングラデシュおよびモンゴル国、そして今回MOU締結を行ったウズベキスタンの計8カ国において、無償での人材教育の充実・推進を行ってまいります。
無償教育拠点「OUR BLOOMING ACADEMY」をグローバルに展開することで、世界各地における教育環境の整備と、日本国内での雇用機会の創出を促進し、双方にとって持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。
参考:外務省 ウズベキスタン共和国(Republic of Uzbekistan)基礎データ
外務省 ODA(政府開発援助)各国の国別開発協力方針・事業展開計画
出入国在留管理庁 特定技能在留外国人数の公表等(令和6年12月末)
公益財団法人 国際労働財団 2022年 ウズベキスタンの労働事情 (ユーラシアチーム)