特別カリキュラム修了の人材が羽田で新たな一歩を踏み出す
株式会社ONODERA USER RUN(代表取締役社長:加藤 順 所在地:東京都千代田区 以下「OUR」)は、株式会社JALエンジニアリング(代表取締役社長:田村 亮 以下「JALEC」)、ANAベースメンテナンステクニクス株式会社(代表取締役社長:蟹江 謙悟 以下「ANABTC」)との連携による特別カリキュラムを修了したOURとして初となる航空分野 航空機整備の特定技能人材10名が入国し、1月より順次、羽田整備場での就業を開始しましたことをお知らせいたします。
今回入国した10名の人材は、OURが運営するフィリピン現地の教育機関であるOUR BLOOMING ACADEMYにて、通常の教育プログラムに加え、就業先企業であるJALECとANABTCとの連携による、より実践的な特別カリキュラムを修了しており、実技試験の他に多くの航空専門用語の習得が求められること等から、特に難易度が高いとされている特定技能評価試験 航空機整備分野において試験史上初となる90%という合格率で、2024年6月に合格を果たし、同年8月に同2社の採用試験合格後、採用が内定いたしました。
このように就業先企業と連携し、OUR BLOOMING ACADEMYでの教育プログラムをより実践的なものへカスタマイズすることを可能としているのは、外部委託をせずに全てを自社で完結するシームレスな独自スキーム「OURストレートスルー」の大きな価値です。
また、内定後から入国までの間は、来日準備教育として専門分野および日本語の復習や、日本事情研修等を受け、日本での就業開始に向けた最終準備を行ってきました。既に全員がJLPT N3またはNAT-TEST3級に合格しており、12月のN2試験受験後に出国をいたしました。
入国後も航空機整備の学習の継続、また、職場において日本人職員との深いコミュニケーションを図るため、日本語教育のフォローアップとしてOUR独自開発の入国後日本語学習プログラムを、1月15日よりOUR本社にて受講しております。尚、入国前日本語学習プログラムについては、昨年11、12月にオンラインにて実施済みです。
日本語のスキルアップは、職場でのコミュニケーションのみならず、日本での生活においても活かされ、外国人材の安心安全な暮らしへとつながり、ひいては日本における多文化共生社会の実現に寄与するものと捉えております。
3月までは、午前中に本学習プログラムを受講し、午後には羽田整備場での実技研修に取り組む予定です。さらに、1月17日には、OUR、JALEC、ANABTCの3社によるキックオフ歓迎会がOUR本社で開催されました。この会では、OUR BLOOM(OUR人材)が、抱負や目標を交えたスピーチを行い、力強い決意を共有しました。
JALEC南場様コメント
「皆さんが無事に入国されたことを心から嬉しく思います。ここからがいよいよスタートです。弊社では、4月から日本人と同等のプログラムに参加していただくことを目指し、3月まではOURが提供する日本語学習プログラムを受講していただきます。将来的には、特定技能2号を取得し、航空整備士として日本で長くご活躍いただけることを期待しています。」
ANABTC 西村様コメント
「私が初めてフィリピンのOUR BLOOMING ACADEMYを訪れ、弊社についてご説明をした際、これまでに経験したことのないほどの熱意を皆さんから感じました。その情熱に心を動かされました。これから皆さんと力を合わせて、日本の航空業界をさらに発展させていくために全力を尽くしたいと思っています。」