LEOC事業所勤務ダオ ティ ホアイ

挑戦に国境はない

LEOC 事業所勤務 ダオ ティ ホアイ

外食をはじめとする14分野において、在留期間が事実上無期限となる特定技能ビザ。ベトナム人のダオ ティ ホアイは今年特定技能1号のビザを取得し、現在LEOCの社員として勤務しています。コロナ禍による約2年間の入国制限でも揺るがなかった意志と、その背景にあった支えに迫りました。

ダオ ティ ホアイ

 

ここでチャレンジしてみたい

留学生時代、首都圏の日本語学校に通いながらLEOCでサプラー(パート)として勤務したホアイ。日々の食事提供の中で、給食が自身の天職であることを感じたといいます。

ホアイ「LEOCの『お客様に喜びと感動を』というコンセプトが好きでしたし、それが毎日の仕事の中で実現できていると感じました。また私自身栄養や健康のことに興味があり、給食会社で働くことで、そこをもっと学んでいきたいと思いました」

卒業後も日本で働き続けたいと感じていたホアイ。その中で特定技能制度の新設を知り、すぐさまその準備に乗り出しました。

ホアイ「もっと長く日本で働いてみたいと思っていましたし、いつも親身になって相談に乗ってくれるLEOCのスタッフに触れて、『ここでなら長く安定して働けそう』と感じたんです」

折しも、特定技能制度が新設された翌年の春(2020年3月)に卒業予定であったホアイ。LEOCが受験の申し込みや勉強会開催など、キャリア設計に応じたサポートを行ったこともあり、ホアイは無事に合格を勝ち取ることができたのです。

 

2年越しの入社

ところが、そこから険しい道のりがホアイを待っていました。

ホアイ「ビザ申請の関係で一時帰国をしていた時に、新型コロナウイルスの流行が始まってしまったんです。LEOCの方にサポートしてもらい、ビザの申請は進んだのですが、それでもなかなか入国できなくて・・・」

結果的に、そこから入国まで1年以上を要した入国制限。LEOCは1ヶ月ごとに入社意思の確認とフォローを行なっていましたが、それでもホアイの思いがぶれることはありませんでした。

ホアイ「もちろん母国に留まることも考えました。でも新型コロナウイルスの影響があったのはこちらも同じでしたし、それならこれまで安心して働くことができたLEOCに就職したかったんです」

また、この時に重要な役割を果たしたのが、LEOCの支援担当者であるゴ シュアン チュンでした。

チュン「私にとって、支援は『信頼関係づくり』から始まると思っています。仕事に関する指導はもちろんですが、ビジネスマナーの研修や生活の相談など、みんなが日本で気持ち良く働けるように気を配っています。ホアイさんをはじめ、後輩たちの成長のスピードに、私自身やりがいを感じています」

さまざまな形でのサポートもあり、ホアイは待ちに待った2022年5月に入国。神奈川県内にある有料老人ホームの事業所で、LEOCの社員として勤務を開始しました。

支援担当のゴ シュアン チュン

 

無我夢中の仕事

最初の出勤日には感謝の気持ちを込め、他の社員にお菓子を配ったというホアイ。自分から溶け込もうという心構えはもちろんのこと、仕事に対する積極的な姿勢でも、さっそく信頼を得ています。

「まだ勤務してから1週間ほどですが、新しく教えた仕事を一日で覚えてくれていて、とても飲み込みが早いなと感じています。すごく任せがいのある子ですね」

事業所の責任者もこう語るホアイ。一方で、ホアイ自身はさっそく課題を感じています。

ホアイ「入国まで2年間かかったこともあり、日本語能力がまだまだだと思います。でも同僚の方とできるだけコミュニケーションを取るようにしていますし、皆さんもやさしい日本語でいろいろな話をしてくださるので、やっぱり毎日楽しいです」

支援担当であるチュンも「焦りは禁物」とアドバイスを送ります。

チュン「仕事は徐々に覚えればいいですし、自分なりに努力すればきちんと評価されます。また大きな目標を追いかけるよりも『今日はこれができた』という小さな目標をたくさんクリアしていく方が、自分の成長を把握しやすいと思います」

無我夢中で新たな環境に飛び込んだホアイを、温かく見守る周囲の社員たち。最後に、ホアイが目指す自身の将来像を訊きました。

 

もっと成長できる

入国まで長くかかったこともあり、日々の仕事に強い情熱を傾けているホアイ。しっかりと現実を捉え、明確な道筋をイメージしています。

ホアイ「新しい仕事を学ぶときは、単に覚えるのではなく、いずれ誰かに教えられるようになることをイメージして取り組んでいます。まずは今の事業所で調理と店舗管理ができるようになること、そして日本語の能力をもっと高めることを目指しています」

現在、LEOCが週2回開催する日本語勉強会に欠かさず参加しているホアイ。そしてゆくゆくは、事業所の中にとどまらない活躍を目指しています。

ホアイ「まだ先の話ですが、(社員食堂や病院など)他の業態にも挑戦してみたいです。自分の仕事を幅広い視点で見られるようになりたいですし、この会社でなら自分がもっと成長できると信じています」

挑戦を続けるのは、ホアイだけではありません。LEOCをはじめとするONODERA GROUPは特定技能人財の教育と紹介・サポートを、グループ会社であるONODERA USER RUNに集約。東南アジア4カ国に広がるネットワークを活かし、より手厚い教育・サポート体制を構築しています。

挑戦に国境はない。LEOCをはじめとするONODERA GROUPのさまざまな場面で、海外人財が大きく飛躍しようとしています。

【LEOC 人財採用ページ】
https://www.leoc-j.com/careers/

【ONODERA USER RUN ホームページ】
https://onodera-user-run.co.jp/

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