「SMPs」に貢献してきたOURが自社独自のスキームについてプレゼンテーションを実施
《現地教育の無償提供により、企業が求める日本語能力と意欲が高い人材の紹介を実現》
OURは、アジア4ヵ国(フィリピン・ミャンマー・インドネシア・ラオス)で自社の学校を運営し、教育(日本語・専門知識)・寮・食事など、教育に係わる全てを無償で学生に提供しています。これにより、家庭の経済状況を問わず、意欲及び能力のある質の高い学生を広く募集し育成できると共に、学生から費用を徴収していないからこそ、例えば、学習態度が良くない学生は退校させる等のスクリーニングが可能なため、意欲が高く、定着性の高い人材の紹介を可能にしています。また、OURが実施した「外国人採用において重要だと思う事項」についてのアンケート結果(対象:OURの学生の就労先317法人、期間:2024年5月末~6月中旬)では、「日本語能力」「仕事への姿勢」が約80%と上位にあげられていることから、雇用側のニーズとOURの学生の特長が一致していることがわかります。
こうしてOURは、2018年に海外各国で教育を開始してから現在までに、計5,828人の若者に無償教育を提供してきました。3,784人の内定者を輩出し、このうち2,942人は既に日本で就労中です。(2024年5月末日時点)
また、離職率も、特定技能全体の離職率が2022年11月まで16.1%(出入国在留管理庁調べ)であることに対し、OURが教育した人材の離職率は、23年12月時点で4.4%にとどまっており、OURの事業スキームは外国人材及び雇用側の双方にメリットが多いスキームといえます。
《外国人人材紹介会社の中で唯一自社学校運営をしているからこそ、就労先企業のカスタマイズ教育が可能》
OURの学生は、日本の全国各地にある計402法人、1,000ヵ所以上の就労先で活躍。そのうち57%が介護、38%が外食、その他、飲食料品製造、宿泊、航空、農業等様々な分野で活躍しています。その理由に、自社で学校運営しているOURだからこそ実現できる就労先企業のカスタマイズ教育が挙げられます。
特定技能資格試験の中でも最も難しいといわれる航空分野「航空機整備」では、就労先企業による教育監修協力、通常の高校生である学生募集対象を大学工学部卒に変更、教育期間を2カ月増やすなど工夫をしました。その結果、試験全体の合格率が20%前後である中、受験者11名の内10名の学生を合格に導くことができました。
ホテル等を運営している法人では、現地学校の視察や、学生の家庭に直接訪問し会社紹介・調理実演を実施するなど現地の学生に寄り添うための取り組みを行いました。教育内容としては、分野として必要な専門知識を60時間の追加授業で実施しました。