株式会社ONODERA USER RUN(代表取締役社長:加藤 順 所在地:東京都千代田区、以下「OUR」)は、特定技能・航空分野「空港グランドハンドリング」の人財教育をスタートし、過日、実施されました当該評価試験に於いて、OURフィリピンアカデミー(ダバオ)の学生29名(男性27名・女性2名)が受験し、全員が合格いたしました。航空分野の第一陣として、年内に国内での就業予定であることをお知らせいたします。
空港グランドハンドリングは、一般に「グランドハンドリング(地上支援業務)」と呼ばれるもので、航空機が空港に到着してから出発するまでの限られた時間内で行われる、航空機の運航に欠かせない作業の総称です。その内容は、航空機の誘導や客室の整備、旅客の案内、手荷物・貨物の搭降載、燃料の給油等、多岐にわたります。
新型コロナウイルスの感染状況の変化によるインバウンド、航空需要は、拡大・期待がされていますが、一方で、さまざまな面でハードな側面のある職種であることからも人財不足が深刻化しており、近年では、先端技術を活用した業務の省力化・効率化の取組が進んでいる分野です。
この取り組みをスタートするに際して、OURでは、国内大手航空会社の協力を得て、空港グランドハンドリング業務の基礎的な知識、現場に於いて、適切な対応を取るために必要な知識やノウハウ(know how)、ノウホワイ(know why)について、対面による60時間以上の基礎・専門講義、及び集中プログラムによる特別カリキュラムを編成・実施しています(無償教育プログラム)。
当該業務は、乗客の命を預かっていることからも、高い安全・品質が要求され、大きな責任が与えられています。実際の現場に於いては、業務については、チーム単位で遂行するため、個人の高い意識、知識、コミュニケーション力が求められます。OURの教務部門では、大手航空会社担当部門と密な連携を行い、業界・職業理解、求められるスキル・人物像等、実践を想定し、カリキュラムの編成、教材への落とし込み、指導のポイントを整理・構築しています。
また、特定技能人財の教育・育成、紹介・定着支援のリーディングカンパニーとして、介護・外食・宿泊等の他分野でこれまで蓄積してきた教務ノウハウから、基礎事項の徹底理解、反復学習・テストによる定着、日本での長く就業することを踏まえた異文化理解、レジリエンス教育、個別指導等の独自の多角的学習メソッドを活用し、学生個々の状況を踏まえた学びの深化、人財の育成を図っています。
日本の産業構造、労働人口が大きく変容する中、専門性を有する外国人人財の存在は、国益に紐づく重要なものであり、その架け橋、人財の最適化は喫緊の課題であると位置づけています。