再生医療事業を行う株式会社ONODERAメディカル(代表取締役社長:竹谷 庸佑 所在地:東京都千代田区、以下「ONODERAメディカル」)と、医療用ヒト胎盤製剤「ラエンネック」を製造する株式会社日本生物製剤(代表取締役社長:林 泓錫 所在地:東京都渋谷区、以下「JBP」)は、ヒト胎盤組織由来の幹細胞を用いた再生医療事業において共同研究契約を締結いたしました。
ONODERAメディカルは2021年に設立。翌年には細胞培養加工施設(CPC)における特定細胞加工物製造業許可を取得し、再生医療等安全性確保法に基づく細胞培養加工受託事業を本格始動いたしました。
JBPはヒト胎盤組織を取り扱える製薬企業として、1970年の創立以来50年以上に渡ってヒト胎盤製剤の製造及び研究開発を行なってまいりました。近年その経験や技術を駆使し、胎盤由来の細胞外マトリックスを始め、ヒト胎盤由来の幹細胞及び産生するエクソソームに含まれるmiRNA(micro-RNA)※を活用。患者様自身の細胞や組織を活性化し、症状の治癒とQOLの向上に貢献できるよう、国内外の様々な大学医療機関・研究機関と共同で臨床研究を行っております。2023年1月1日には、再生医療事業に特化したRE Biotech.(アールイー バイオテック)を社内ベンチャーとして組織いたしました。
※ miRNA(micro-RNA):細胞の活性をコントロールできる遺伝子鎖で、フレッシュな細胞から産生されたmiRNAを老化した細胞が吸収すると、フレッシュな細胞の状態に誘導される。
今回、再生医療及びその研究分野の発展に寄与する製品・試薬等の開発を進めるため、JBPと製品開発を目的とした共同研究契約を締結しました。今後、ONODERAメディカルとJBPは、再生医療分野での技術・知見・リソースを組み合わせ、更なる発展を目指します。