食の未来を探求し、持続可能な社会を支える次世代の挑戦
ONODERA GROUPの株式会社LEOC(代表取締役社長:田島 利行 所在地:東京都千代田区、以下「LEOC」)は、2025年1月27日(月)~28日(火)に株式会社IHI(代表取締役社長:井手 博 所在地:東京都江東区、以下「IHI」)が取り組む循環型の生産システム「アクアポニックス」で栽培されたリーフレタス(サステナブル野菜)を使用し、メニュー提供を実施。LEOCが受託運営する1ヶ所の社員食堂で試験導入いたしました。
■IHIグループと連携する背景について
2018年4月、福島県相馬市とIHIが共同で「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」の運営を開始しました。この実証施設では、カーボンニュートラルと循環型社会の実現に向け、再生可能エネルギーの活用と水素の製造から利用までの技術における実証研究を進めています。その一環として、水産養殖と水耕栽培を組み合わせた「アクアポニックス」実証の施設内でリーフレタス(サステナブル野菜)を栽培しています。
全国3,000ヶ所以上の社員食堂・病院・介護施設などでコントラクトフードサービスを展開するLEOCに対し、IHIグループが栽培するこのレタスの提供を受け、協力を開始した経緯があります。LEOCではSDGsの取り組みとして、「2030年までに毎日100万食の心も身体も満たされる食体験を提供すること」を目標に掲げ、持続可能な社会の実現を目指しているため、「アクアポニックス」の考えに共感し、まずは1ヶ所の社員食堂で試験導入を行いました。
■アクアポニックスとは?
アクアポニックスは、水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型の生産システムです。魚の排せつ物を水中のバクテリアが分解し、植物が吸収可能な栄養素に変換。その栄養素を植物が吸収することで成長し、同時に水は浄化され、再び魚の水槽に戻るという循環が繰り返されます。この仕組みにより、水の使用量を大幅に抑えることができ、環境にやさしいサステナブルな農法です。